年末は大掃除ではなく中掃除
例年は年末に大掃除をしていたのだが、掃除の名人が「わざわざ寒い年末に大掃除をするのは合理的ではない。大掃除をするなら気候の良い春か秋が良い」と言っていたので、なるほどそうだと思ってしなかった。そこで今日は中掃除をした。掃除機をいつもより念入りにかけ、棚に載っているものにダスキンのモップかけをした。これでさっぱり。
しかし、寒いときにわざわざしなくてもというのを突き詰めると、寒い時にわざわざ初詣とかいって神社に参らなくても春か秋に参ればとか、暑い時に墓掃除に行かなくても春か秋にすればとか、どんどん合理的になって季節感というか国の固有の文化がなくなってしまう。何事もほどほどが良いようで。
ntpデーモンでは時計を合わせ切れない
ntp-4.1.1は無事にコンパイルとインストールが済んで、デーモンとして動かしたのだが、時計は遅れるままだ。logを見ると最初は合わせるのだが、次にデーモンが起動するまでにずれてしまう。デーモンの活性化頻度を上げたいのだが、どうも自動調整みたいでそのような指定はできないようだ。しかたないのでデーモンを止めて、ntpdateをcrontabで動かすことにした。/etc/cron.hourlyの下にntpdateというファイルを作って
#!/bin/bash /usr/local/bin/ntpdate 210.173.160.87 /sbin/clock -w
とした。これでもcrotabが走る直前には1分以上遅れる。cron.quarterlyというのを作って15分おきに起動させるというのも考えたが、そこまで神経質になることもないかと思い、しなかった。
生命力が強い生物は知能が発達しない
環境変化に強い、どこにでもあるモノを食べ物にできるなんて生き物もいるが、そんな生き物は努力しなくても生きていけるから知能が発達しないのだそうだ。それは哺乳類もそうで、厳しい環境で生きているものほど知能が発達する。
今日クリーニング屋さんへ行った。行列ができていた。店の中から太った頭の悪そうな男が出てきた。女性がドアの前で待っていたのに、ドアを支えることはせずにバタんと閉めてそのまま去っていった。ああ、生命力が無駄に強い生き物は知能が発達しないというよい例だなとあらためて思った。
ntp-4.2.8p10のコンパイルに失敗
Hinote Ultra II CTS5120の時計が1日に20分以上遅れる。これはサーバーとして使い物にならない。以前は時計は正確だったのだが、ACアダプターの出力電圧が1割ほど上がったのが原因だろうか。これは合わせないといけないのでntpをインストールしようとした。ntpなんて簡単なプログラムは一瞬でインストールが終わると思っていた。ところが、やけに容量が大きいソースを展開してconfigureをかけると30分経っても終わらない。1時間以上かかってやっと終わって、makeをかけると途中でエラーで止まる。ntpくらいでなんで?と思ったが、ちょっと考えて理由が分かった。このntpプログラムはパブリック空間に立てるntpサーバー用なのだ。何千何万というPCから時計合わせの要求が来るし、悪者はクラックしようとアクセスしてくるかもしれない。それらに耐えるサーバープログラムなのだから、大きくて複雑なのは当然だ。でも、私が欲しいのはntpクライアントだけなのだ。そこでntpのサイトからダウンロードできる中で一番古いntp-4.1.1を拾ってきた。configureは全てのオプションをdisableした
./configure –disable-FEATURE –without-PACKAGE
で実行した。今度はすぐ終わった。makeを走らせたら今度はどんどん進んでいる。これならうまく行きそうだ。
東芝のCCD
注文していたHDDがHDD激安市場から届いた。4台とも新品で東芝製だ。さっそくThinkpadに取り付けた。快調だ。東芝の部品はあまり使ったことはないのだが、CCDを買ったことは憶えている。自作カメラを作るのにCCDが欲しくなって、調べたらSONYと東芝が作っていた。東芝のが良さそうだったのでTCDなんとかという型番のCCDを何個か買った。少量でも売ってくれたので助かった。CCDはダイナミックレンジは小さかったが値段の割には良いものだった。東芝は良いメーカーなのに、どうしてあんなことになってしまったのか。技術者は真面目に働いていたのに、バカな経営陣がバカなことをしたために会社が窮地に陥ってしまった。
debianのインストールCDにsetup.exeが
Thinkpad R31にdebian stretchをインストールしようとdebianのサイトから最新版(20171205)のネットワークインストールCDをダウンロードした。CDに焼いてThinkpadに差し込んでブートするが起動しない。BIOSの設定を確かめたが異常なし。10回試行しても起動しない。ああ、ついにThinkpadのCD-ROMドライブが壊れたか。悲しくなったが、念のため他のOSのインストールCDを差し込んで起動してみた。一発で起動した。あれ?これはdebianのインストールCDを焼くときに失敗したのか。そう言えば650MBの古いメディアだった。メディアがダメになっていたのか。そこでdebianのCDを他のマシンにマウントして中を覗いてみた。そして呆然とした。CDの中身はインストールファイルの他にはsetup.exeとautorun.infだった。な、なんじゃこりゃー。windows用のインストールCDになっている。確かにdebianのトップページからたどって行ってダウンロードしたと記憶している。i386用イメージはこれしかなかった。なぜwindows用なんだ。最近はこれが作法なのか。
気を取り直して再びdebianのページに行き、今度はひとつ古いバージョンをダウンロードした。それをCDに焼いてThinkpadに差し込んで起動すると、今度は普通に起動した。いや、びっくりしたなあもう。いったいあれは何だったんだ。
ラズパイZeroは安くない
サーバーをlibretto20で動かしているが,CPUクロック75MHz,メモリ20MBで消費電力10Wだ.これなら消費電力が1WのラズパイZeroの方が良いかなと思う.CPUクロックは1GHz,メモリは512MBだ.libretto20に比べると夢のような性能だ.値段も5ドルで安い.
ところが,ラズパイZeroを動かそうとすると周辺機器をいろいろ買わなくてはならず,トータルではラズパイ3並に高くつくことが分かった.小さいがゆえにコネクタが全部ミニサイズなのがコストがかさむ原因だ.信号用USB端子はmicro USBのものがひとつしかない.インストールのときにはキーボードとマウスを,サーバーとして使用するときはUSB NICをつなげなくてはならない.このためmicro USBをUSBに変換するアダプタとUSBハブが要る.アダプタは安物で300円でメーカー品は1000円.ハブは1000円.USB-NICが1500円.HDMI端子はミニなのでこれもアダプタが要る.これが800円.電源の入力端子もmicro USBで,これも専用ACアダプタが要るところだが,消費電力が小さいのでスマホのACアダプタが余っていればそれで代替できる.なのでこれは0円.
結局周辺機器で3600円~4300円の投資をしなければならず,最初から全部付いている5000円のラズベリーパイ3を買うのと大して変わらない.ラズパイZeroのメリットが出るとすれば,Zeroくらい小さくなければ設置できない場所におくとか,複数台そろえなければならないときくらいだ.複数台で運用するならインストールのときだけ必要なUSBハブは1台だけで済む.それでもハブは1000円なのであまり節約とは言えない.