月: 2018年2月
ラズパイZERO WのUSBを止め、HDMI出力も止める
サーバー運用するラズパイZERO Wの発熱を低減させるため、使わないUSBとHDMI出力を止めてみた。ココとここのサイトを参考にした。USBを止めるには
echo 0 | sudo tee /sys/devices/platform/soc/20980000.usb/buspower
これで消費電力が0.05W(0.01A)下がった。HDMIを止めるには
sudo tvservice -o
これで少し消費電力が下がったはずだが、私の測定機では分からなかった。これは気休めだね。あと、ラズパイはシャットダウンしても電気を食う。シャットダウンした後の消費電力は0.1W(0.02A)だ。気になるなら電力供給ケーブルを抜いておいた方が良い。
ラズパイZERO Wをサーバーにすると配線がシンプルに
ラズパイZERO WをThinkpadの代わりにサーバーにする計画は着々と進んでいるが、ラズパイZERO Wは消費電力が少ないだけでなく、配線がすごくシンプルになることが分かった(って、買う前から分かっていたはずだが)。ACアダプターから短いUSBケーブルで電力を供給するだけ。後は何の配線も要らない。フリスクの箱くらいの筐体をUSBケーブルの先につなげるだけ。置き場所も自由に選べる。すごく便利だ。
あと、コストも安い。ラズパイZERO W本体が1300円。いくつでも買えるラズパイZERO WHだと1800円。SandiskのA1仕様16GB マイクロSDメモリカードが800円。電力を供給するUSBケーブルが162円(スイッチサイエンス)。ACアダプタがAnker PowerPort 6 Liteだとアマゾンで2099円。この6ポートのACアダプタから4台のラズパイへ電力を供給しているので、ラズパイ1台当たりは2099/4=525円。公式ケースが648円。高い方のZERO WHで計算しても合計で1800+800+162+525+648=3935円。4千円弱でサーバーが1台手に入るのだ。これは安いよ。
ラズパイのサービス起動順序を確認する
ラズパイに/etc/rc.localがあるのは良いのだが、こいつはsystemdで管理されているrc-localというサービスなのだ。放っておくと、他のサービスと同時に起動・実行される。他のサービスがrc.localの実行結果を当てにしていたりすると、エラーになってしまう。そのようなサービスは、rc.localの実行が終わってから起動するように設定しないといけない。まず生きているサービスを確認する。
systemctl list-units –type=service
私の場合、rc.localにRAMディスクの設定を書いてあるので、そこに書き込みそうなサービスであるcron, ntp, rsyslogあたりはrc.localの後に起動したい。
/etc/systemd/system/multi-user.target.wants/
に各サービスの設定ファイルがある。それらのファイルの[Unit]の項に
After=rc-local.service
を書き加える。
ラズパイZERO Wの消費電力は1W
ラズパイZERO Wをサーバー運用するので消費電力を測ってみた。ACアダプターはAnkerの60W品。もったいないな。電圧は5.3V出ていた。ちょっと出過ぎな気がする。電流は起動時に最大0.2Aで、アイドル状態になると0.1Aだった。最大消費電力は5.3×0.2=1.06Wだ。これならSoCの放熱もそんなに気にしなくて良いだろうと思う。今は財団の公式ケースに入れてある。このケースは放熱はあまりよくなさそう。
ラズパイはデフォルトでrc.localが生きていた
ラズパイをいじっていて気付いたのだけど、ラズパイはデフォルトで/etc/rc.localが生きていた。raspbianの元であるDebian Stretchでは、インストールしないと/etc/rc.localは動かない。ラズパイは組み込みなどに使う人が多いのを考慮してrc.localを生かしているのだ。
systemctl status rc-local
とやると、/etc/rc.localが生きているかどうか分かる。コマンドのrc-localは誤記ではない。サービス名はrc-localなのだ。
Debian Stretchで自動ログイン
タブレットはキーボードが付いてないので,起動時にログインしろと言われるとちょっと困る.そこで自動ログイン.ウインドウマネージャーによっていろいろ違うらしいが,私のlxdeの場合は
/etc/lightdm/lightdm.conf
を編集して以下の2行を追加
autologin-user=ログインしたいユーザ名
autologin-user-timeout=0
追加する場所はどこでも良い訳じゃあなかった.[Seat:*]と書かれた行の後に追加しないと正しく動かない
HP slate2にlinuxをインストールできなかった
ONKYO TW217A5にDebian Stretchが簡単に入ったので,次はHP slate2だと気楽に考えて始めた.BIOSメニューに入るとUSBにつなげたCDドライブやUSBメモリからもブートできるようになっていた.ただし,SDメモリからのブートはサポートされていなかった.この辺りはTW217A5の方が優れていた.CDドライブからブートするように設定して再起動するとDebianのインストーラが普通に起動したのだが...なんとHP slate2ではUSBにつなげたキーボードやマウスやCDドライブが認識されないのだ.BIOSメニューでUSB Legacyの項をいじってみたが変わらず.タッチパッドでの操作もできないし,側面の押しボタンも無反応.これでは先に進めない.2時間ほど格闘したが解決せず,結局linuxのインストールをあきらめたのだった.HP slate2はWindows10で使うしかないみたい.Windows10だとすんごく遅いんだけど.
ああっと,USBメモリからはブートできるのだから,USBメモリスティックにブータブルなlinuxを入れてそこからブートすればlinuxで使えるなあ.今度試してみよう.