日: 2017年12月29日
ntp-4.2.8p10のコンパイルに失敗
Hinote Ultra II CTS5120の時計が1日に20分以上遅れる。これはサーバーとして使い物にならない。以前は時計は正確だったのだが、ACアダプターの出力電圧が1割ほど上がったのが原因だろうか。これは合わせないといけないのでntpをインストールしようとした。ntpなんて簡単なプログラムは一瞬でインストールが終わると思っていた。ところが、やけに容量が大きいソースを展開してconfigureをかけると30分経っても終わらない。1時間以上かかってやっと終わって、makeをかけると途中でエラーで止まる。ntpくらいでなんで?と思ったが、ちょっと考えて理由が分かった。このntpプログラムはパブリック空間に立てるntpサーバー用なのだ。何千何万というPCから時計合わせの要求が来るし、悪者はクラックしようとアクセスしてくるかもしれない。それらに耐えるサーバープログラムなのだから、大きくて複雑なのは当然だ。でも、私が欲しいのはntpクライアントだけなのだ。そこでntpのサイトからダウンロードできる中で一番古いntp-4.1.1を拾ってきた。configureは全てのオプションをdisableした
./configure –disable-FEATURE –without-PACKAGE
で実行した。今度はすぐ終わった。makeを走らせたら今度はどんどん進んでいる。これならうまく行きそうだ。
東芝のCCD
注文していたHDDがHDD激安市場から届いた。4台とも新品で東芝製だ。さっそくThinkpadに取り付けた。快調だ。東芝の部品はあまり使ったことはないのだが、CCDを買ったことは憶えている。自作カメラを作るのにCCDが欲しくなって、調べたらSONYと東芝が作っていた。東芝のが良さそうだったのでTCDなんとかという型番のCCDを何個か買った。少量でも売ってくれたので助かった。CCDはダイナミックレンジは小さかったが値段の割には良いものだった。東芝は良いメーカーなのに、どうしてあんなことになってしまったのか。技術者は真面目に働いていたのに、バカな経営陣がバカなことをしたために会社が窮地に陥ってしまった。
debianのインストールCDにsetup.exeが
Thinkpad R31にdebian stretchをインストールしようとdebianのサイトから最新版(20171205)のネットワークインストールCDをダウンロードした。CDに焼いてThinkpadに差し込んでブートするが起動しない。BIOSの設定を確かめたが異常なし。10回試行しても起動しない。ああ、ついにThinkpadのCD-ROMドライブが壊れたか。悲しくなったが、念のため他のOSのインストールCDを差し込んで起動してみた。一発で起動した。あれ?これはdebianのインストールCDを焼くときに失敗したのか。そう言えば650MBの古いメディアだった。メディアがダメになっていたのか。そこでdebianのCDを他のマシンにマウントして中を覗いてみた。そして呆然とした。CDの中身はインストールファイルの他にはsetup.exeとautorun.infだった。な、なんじゃこりゃー。windows用のインストールCDになっている。確かにdebianのトップページからたどって行ってダウンロードしたと記憶している。i386用イメージはこれしかなかった。なぜwindows用なんだ。最近はこれが作法なのか。
気を取り直して再びdebianのページに行き、今度はひとつ古いバージョンをダウンロードした。それをCDに焼いてThinkpadに差し込んで起動すると、今度は普通に起動した。いや、びっくりしたなあもう。いったいあれは何だったんだ。