月: 2018年1月
ざんねんないきものーいるか
ざんねんないきもの事典の続巻を読んだ.どの項目も面白い.ほ乳類のいるかは水の中で寝るとおぼれてしまうので,脳の片側ずつ寝るんだとか.片眼をつぶって脳の半分を休めるのだって.これはすごい技だな.片側ずつ寝ても疲れがとれないような気がするが,いるかはたいてい楽しそうに泳いでいるから大丈夫なのだろう.もし,人間もこの寝方を身に付けられたら人生を2倍楽しめる.いや,たぶん病気で早死にするだろうな.
ヒロセ通商カレンダー
ヒロセ通商の壁掛けカレンダーを愛用している。大安とか先勝とか以外の吉日が載っているのが面白い。一粒万倍日は、参加者みんなが儲かる可能性がある株式市場ならありだろうと思う。しかしゼロサムゲームのFXでは万人に吉となることはあり得ない。FX業者のヒロセには似合わないなと思う。こんなのはシャレなのでそんなに本気にしなくてもいいけど。
相場格言も面白い。知っている格言が多いけど、毎日見ていると身に着く感じがする。今月の損せぬ人に儲けなしは初めての格言だったが、これは本当にそうだと実感する。歴史に残る有名投資家はみんないちどは破産まで経験してから成功している。損をしてこそ、相場は見えてくるものだ。
このカレンダーは無料でもらえる。年末にポンド円を10万通貨以上取り引きすれば送られてくる。ヒロセ通商の株を100株保有していれば、株主優待としてももらえる。おかげで私は同じカレンダーを2本持っている。
こんどは台鉄と駅弁に挑戦
もうすぐ台湾に出発する。台湾は3回目、台北は2回目。なんの気なしに行った台北で、台湾の人がとてもマナーが良くて心地良かったのでリピーターに。台北だけでなく高雄の人も良い人が多かった。都会でこれなんだから、田舎に行ったらどれほどのんびりできるだろうか。古き良き時代の日本の田舎と同じ気分が味わえるかもしれない。そこで、今回は台鉄に乗って田舎を目指すことに。MRTには乗ったことがあるが、MRTは日本の地下鉄とまったく同じで紙の切符を買うこともなく、カードを改札にタッチするだけで乗り降りできて味気ない。台鉄では券売機もあるが、窓口で紙の切符を買って乗ろうと思う。駅の売店で駅弁も買いたい。駅弁はどれも安くておいしいそうな。楽しみだ。
MeltdownとSpectre
MeltdownとSpectreが騒がれている。iOSとMac OSはアップデートされた。linuxはカーネルがアップデートされたはずだが、これはいつされたのか気が付かなかった。去年の年末かな。Windowsはもう使わないので知ったこっちゃない。
投機的実行が脆弱性の原因だ。私は投機的実行は嫌いで、遅延分岐の方が好きだった。最近流行りの多段パイプライン構造にするには投機的実行の方が楽だという理由で、遅延分岐は廃れ投機的実行が主流になった。投機的実行をしたときに使われなかった結果とレジスタがアクセスできる形で保存されているのが今回の脆弱性の原因なので、そこを変えれば容易に対処できるが、シリコンは作り直しになる。今存在しているCPUで対処するにはマイクロプログラムを変えなければならない上にOSも変更が要るので容易ではない。
wanderlustがdebianのパッケージとしてまだあった
libretto20にRedhat4.2を入れていた20年前,X Windowは動いたのだが画面が小さすぎて見にくいのでコンソールモードで使うことが多かった.IMAPに対応しているテキストメーラーとしてemacsのwanderlustを愛用していた.まだコンピュータ業界で日本語処理の方針が定まっていなかったころはemacsがいちばんうまく日本語を扱えた.nemacsと言ってた.そんな時代がしばらく続いたのだが,画面が広くて軽いノートパソコンが現れてX Windowをメインで使うようになったときGUIのメーラーに移ってしまった.そしてwanderlustもemacsのことも忘れて10年以上経った.今日たまたまSynapticパッケージマネージャをいじっていて”wanderlust”と検索してみた.そしたら出てきたのだ,wanderlustが.まだメンテされていたとは驚いた.私が最後に使ったのはバージョン2.14だったが,今は2.16になっていた.APEL,FLIM,SEMIといった懐かしいパッケージも同時にインストールされた.emacsを起動してesc x wlと入れると懐かしいwanderlustが起動した.見た目は昔と何も変わっていない.MozillaのThunderbirdを使っている今,wanderlustを使う意味はあまりないが,懐かしいのでしばらく使ってみることにした.
スタニスワフ・レム 砂漠の惑星
NHKの100分de名著にスタニスワフ・レムのソラリスが取り上げられた.ソラリスは本も映画も存在は知っていたが触れたことはなかった.100分de名著の第一話を見て面白いと思ったので,図書館にあるレムの作品全てを予約した.100分de名著を見てたくさんの人が興味を持ったらしく,ソラリスは70人待ちだった.番組が終わってしばらく経ったが,まだ順番が来ない.予約者が少なかった「砂漠の惑星」が最初に届いた.ソラリスはハードSFを期待させたが,いろいろな謎の答を最後まで示してはくれなかった.それに対して砂漠の惑星はハードSFだ.最後は読者を納得させてしまう答を示してくれた.私はハードSFが好きなので,読んでいてとても興奮し,読み終わった後は満足感につつまれた.レムはすごいよ.ジェイムスPホーガンより早い時代にこんなすばらしいSFを書いていたなんて.レムの他の作品も読みたくなった.図書館から連絡が来るのが楽しみだ.
Spideroakがフリーズしたとき
Spideroakというクラウドストレージサービスがある.ファイルは暗号化されて保存されるので安心感が高い.また,圧縮されて保存されるようで,クラウド容量より大きいサイズのファイルを保存できる.
しかし,たまにフリーズして動かなくなるときがある.アンインストールとインストールを繰り返しても直らない.試行錯誤して,初期化する方法を見つけた.
ユーザー\AppData\Local\SpiderOak\SpiderOakONE
上記ディレクトリの中身を全部削除してからSpideroakを起動するとフリーズが直る.